
公認会計士としての将来的なキャリアを考えるなら、30代が転職のチャンスだといえます。
とはいえ、希望の転職先を見つけられるのか、本当に理想のキャリアに進めるのか、不安に感じる方もいるでしょう。
新たな環境へ飛び込むことには勇気が必要ですが、ある程度のキャリアを積んだ30代の公認会計士であれば選択肢も多く、転職によるキャリアアップも望めます。
そこで本記事では、30代の公認会計士が転職する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
公認会計士は30代が一番の売り手市場
年々高度化する監査が公認会計士に求められるなか、公認会計士の働き方や役割は多様化しており、監査法人以外で活躍する公認会計士が増えています。
そのため、監査法人だけでなく、事業会社等においても公認会計士の需要は高まっており、業界全体として慢性的な人手不足となっています。

(CPASSキャリア編集部 作成)
金融庁が公表した「令和6年公認会計士試験 合格者調」によると、会計士試験の合格者は2015年から2024年まで連続して増加していますが、それでも社会の需要に追いついていない状態です。
最近はAIや技術導入を進め、業務の効率化を図る監査法人や企業も多いですが、公認会計士人材の慢性的な人手不足を解消するまでに至っていないのが現状です。
こうしたさまざま要因が重なり、“即戦力”としての活躍が期待できる30代の公認会計士の転職市場価値も高まっているのです。
30代の公認会計士におすすめの転職先【裁量・自己成長/年収/ワークライフバランスの3軸で比較】

30代の公認会計士におすすめの転職先を「裁量・自己成長/年収/ワークライフバランス」の3軸で比較しました。各転職先の特徴とあわせて参考にしてください。
※★★★を標準とし、★~★★★★★として推奨ポイントを示しています
※画像で結論をサクッと確認したい方はこちら↓
大手上場企業・経理
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
大手上場企業・経理 | ★★~★★★ | ★★~★★★ | ★★★★~★★★★★ |
経理は企業の「お金の動き」を管理(記録・整理・報告)するポジションです。
会計ファイナンス領域の会計寄りの業務が多く、毎日の経費管理から、買掛金・売掛金の管理、給与計算、年末調整、決算業務などを行います。
マネージャークラスになると、財務観点から経営判断に関わる重要なポジションになります。
最も重要な業務に「決算業務の統括」があり、上場企業にとっての投資家への重要な情報開示の場でもあります。こうした責任ある業務を担えるのも上場企業のポジションだからこその魅力です。
年収は企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、メンバークラスであれば400万円~700万円、マネージャークラスであれば600万円〜1,000万円が目安になります。
キャリアパスとしては社内での昇進に加え、財務や経営企画、内部監査などの異動によるキャリアチェンジも可能です。
また社外転職としては他の事業会社や外資系、ベンチャー企業の経理、監査法人や会計事務所などが考えられます。
決算期には残業が増える傾向がありますが、大手上場企業であれば福利厚生も充実しているため、ワークライフバランスを取りやすいのも特徴です。
スタートアップCFO・CAO
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
スタートアップCFO・CAO | ★★★★~★★★★★ | ★★★~★★★★ | ★~★★ |
スタートアップのCFO(Chief Financial Officer)やCAO(Chief Administrative Officer)は、企業の財務や総務・経理など管理部門の最高責任者として自社を成長に導くポジションです。
経営戦略に関わりたい、幅広いビジネス領域について貪欲に学びたいと考えている方に向いています。
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役職 | 概要 | 業務内容 | 想定年収※ |
CFO | 会計・財務観点からの 企業成長・戦略を描くリーダー |
・財務戦略の策定・実行 ・資金調達(VC、エンジェル投資家、銀行融資など) ・財務管理・会計監査対応 ・キャッシュフロー管理と予測 ・M&A、IPO準備 |
1,000万円~2,500万円 |
CAO | 企業の成長を支える 管理領域の責任者 |
・組織運営・人事戦略の企画立案と実行 ・法務・コンプライアンス・リスク管理の統括 ・オペレーション最適化とプロセス改善の推進 |
700万円~2,000万円 |
※想定年収は、企業規模や業績や評価によって変動
どちらのポジションも、会計・財務に関する高度な専門知識は前提として、管理部門メンバーそれぞれの強みを生かしたチームマネジメント力、法務・コンプライアンスの知識、市場分析力、プレゼンスキル、コミュニケーション能力と、多方面に通用する総合的な経験やスキルが求められます。
いずれもチャレンジングで裁量のあるポジションですが、求められる成果のレベルも高く、ハードワークになりやすいため、ワークライフバランスは取りにくいでしょう。
経営企画/FP&A
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
経営企画/FP&A | ★★★~★★★★ | ★★★~★★★★ | ★★★~★★★★ |
経営企画は、企業の将来を左右する戦略立案を担う職種、FP&A(Financial Planning&Analysis)は、業績予測・分析など財務面から企業の持続的成長を支援する職種です。
市場調査やデータ分析、新規事業の提案、事業のポートフォリオの最適化などを行います。
ハードワークで精神的負担は大きくなりがちですが、企業経営に深く関与できる点で裁量・自己成長のある仕事です。
年収は企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、例えば大手上場企業の経営企画部マネージャークラスであれば800万円〜1,500万円が目安になります。
キャリアパスも経営企画部長や取締役への昇進、コンサルティングファームやベンチャー・スタートアップのCOOへの転職など多様なポジションへの道が開かれます。
ワークライフバランスは、転職先のカルチャーや環境によって変わってくるので、希望条件の優先順位をつけながら検討していくことをおすすめします。
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FAS・アドバイザリー
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
FAS・アドバイザリー | ★★★~★★★★ | ★★★★~★★★★★ | ★★~★★★ |
FAS(Financial Advisory Service)やアドバイザリーは、M&A(事業継承や買収)や事業再生の支援、不祥事や不正の予防や対処のための支援が主な業務です。
M&Aを成功させるためのアドバイス、有利に交渉を進めるための情報収集、計画、分析、提案などを行い、実行まで支援します。
また経営状態が厳しい企業や事業の再構築により収益回復のサポートや不祥事・不正の予防や対処のための支援など業務内容は多岐にわたります。
会計知識を活かしやすく、クライアントの課題解決に役立ちたいというマインドセットがある方に向いています。
年収は企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、例えば独立系FASのマネージャークラスであれば900万円〜1,500万円が目安になります。
キャリアパスとしては、例えば独立系FASマネージャーであればパートナーへの昇格を目指すのが王道です。
そのほかにも事業会社CFOやPEファンド、スタートアップ、起業といった幅広いキャリアの選択肢が広がっていくのも特徴です。
ダイナミックで高度なミッションに挑む裁量と自己成長を望める分、ハードワークにはなりやすいので、ワークライフバランスは取りづらいといえます。
PEファンド・VC
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
PEファンド・VC | ★★★~★★★★ | ★★★★~★★★★★ | ★~★★ |
PEファンドやVC(Venture Capital)では、非上場の企業やスタートアップへ投資を行います。いずれも投資家から出資金を集め、上場した際に株式を売却して収益を得る点が共通しています。
公認会計士資格が優遇条件としての記載で必須になっていない場合も多く、公認会計士の資格としてはやや異色といえる転職先です。
投資先企業の発掘・評価・投資実行およびバリューアップ戦略の策定と実行や投資先企業の経営陣との関係構築、経営改善プロジェクトの推進など、積極的に経営に関わり、企業価値を高めていくのが業務の特徴です。
経営者視点を持ちながら、企業や事業の成長に貢献したい方や、知的好奇心が非常に強く、精神的にタフな方に向いています。
企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、例えばPEファンドのディレクタークラスであれば1,500万円〜5,000万円が目安になります。
年収の高さからもわかる通り、業務のスケールが大きく業務内容も多岐にわたるため、必然的にハードワークになりますが、その分大きな裁量や自己成長を感じられます。
コンサルティングファーム
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
コンサルティングファーム | ★★★~★★★★ | ★★★★~★★★★★ | ★~★★ |
コンサルティングファームでは、企業の経営課題解決に即し、専門的な知識とノウハウで解決策を提案、実行していきます。
ファームには、経営課題解決を支援する総合系、経営戦略・新規事業戦略を担う戦略系、会計・財務課題の調査・分析・解決提案などを行う会計系があります。
特に公認会計士の知識や経験を生かせるのは、会計系の「財務・会計系コンサルティングファーム」や「FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)」の領域になります。
ここでは「財務・会計系コンサルティングファーム」について、解説します。会計系コンサルティングファームでは「会計」と「経営」の2つの観点から、クライアントの課題解決に取り組みます。
主なプロジェクトとして、IFRS(国際財務報告基準)導入や決算・開示早期化、連結決算体制の構築、J-SOX・内部統制支援、会計まわりのデジタル化推進など、担当するクライアントの企業規模や成長フェーズに合わせて変化していきます。
30代の公認会計士であれば、マネージャークラスとして、上記のプロジェクトの推進に加え、チームマネジメントも担います。
年収は企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、マネージャークラスであれば900万円~1,500万円が目安になります。
キャリアパスはコンサルティングファームでの昇進に加え、スタートアップ企業のCFOや独立・開業という選択肢が広がります。
会計事務所・税理士法人
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
会計事務所・税理士法人 | ★★〜★★★ | ★★~★★★ | ★★★★~★★★★★ |
企業・個人の会計・税務業務を請け負うのが、会計事務所や税理士法人です。特に税理士法人であれば、税理士の独占業務である「税務の代理」「税務書類の作成」および「税務相談」を担うことになります。
公認会計士なら、税理士登録のための試験全科目が免除され、税法に関する所定の研修を終了するだけで税理士資格を取得できます。
特に将来的に独立・開業を考えているなら、税理士法人で税務業務に関わって経験を積んでおくのがおすすめです。
年収は企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、目安は500万〜2,000万円になります。
繁忙期になると残業が増える傾向がありますが、近年ではワークライフバランスに配慮する事務所が増えており、安定した働き方を実現できる可能性もあります。
証券会社・投資銀行
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
証券会社・投資銀行 | ★★★~★★★★ | ★★★~★★★★ | ★~★★ |
M&Aや事業承継、株式の売買、投資に興味があるなら、証券会社や投資銀行も選択肢になります。
PEファンドやVCと同様に公認会計士資格が必須になっていない場合も多く、公認会計士の資格としてはやや異色といえる転職先です。
大型M&A案件やIPO案件の総指揮・最終交渉、クライアント(大企業経営陣・上級投資家)との戦略的関係構築など、まさに“経済を動かす”金融のプロフェッショナルとして働くことができます。
業務を通じて企業、そして経済の中枢に関わっていく仕事のため、大きな裁量や自己成長を感じられます。金融領域の専門知識も深まるため、さらなるキャリアアップにもつなげやすいでしょう。
年収は企業規模や年次、業績や評価などによって変化しますが、例えば、証券会社のM&Aアドバイザリー部マネージャーであれば1,200万〜2,500万円が目安になります。
人気が高い転職先のひとつである「投資銀行(IBD)」は、役職によっては1億円を超えることもあります。
高年収が魅力の証券会社や投資銀行ですが、その分非常にハードワークです。
メンタルの強さやコミュニケーション力の高さなども採用基準になるので、「自分に向いているか」をしっかり見極める必要があります。
独立開業
裁量・ 自己成長 |
年収 | ワークライフバランス | |
独立開業 | ★★★★~★★★★★ | ★★~★★★ | ★★★~★★★★ |
企業や事務所に転職するのではなく、自分で事務所を立ち上げて独立する方法もあります。
主に「業務やクライアントを自分で選べる」「成功すれば大きな収入を得られる」などのメリットがあります。自分で時間の管理ができるため、ワークライフバランスも取りやすい傾向です。
年収についても自分の努力次第で高年収を目指すことができます。だいたい1,000万~3,000万円を目安として考えておくといいでしょう。
ここまで、30代の公認会計士におすすめの転職先を「裁量・自己成長/年収/ワークライフバランス」の3軸で比較して解説しました。内容をまとめると、以下の画像の通りです。

(CPASSキャリア編集部 作成)
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私たちは単なる転職先の紹介にとどまらず、5年後、10年後、さらに次の転職も見据えた上で、転職者のキャリア全体を考慮しベストな提案をすることを心がけています。
CPASSキャリアは、公認会計士資格スクール「CPA会計学院」のグループ会社として、約7,000人の会計士とつながりを持っています。
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30代の公認会計士の転職市場
先述の通り、公認会計士の数はその需要に追いついていない状態で、特に即戦力となる30代公認会計士の転職市場価値も高まっています。
また、実務経験に加えてマネジメント経験があると、より選択肢が広がります。
早めに準備を始め、転職先を限定しすぎずに幅広く転職活動を進めれば、希望に沿った転職を実現しやすいでしょう。
30代の公認会計士が転職する際の注意点

30代の公認会計士が転職を考えるなら、以下の注意点を押さえておきましょう。
即戦力となることが求められる
30代の転職者に期待されているのは、“即戦力”になることです。
20代のように意欲やポテンシャルでの採用は難しいため、どのような実績を積み、転職後にどういった面で貢献できるのかを明確にアピールすることが必要です。
転職活動を始める際には、自身のスキルを棚卸しして、強みを理解しておきましょう。実績を定量的にまとめておくと、履歴書の作成時や面接の際に活用できるので便利です。
転職後のキャリアも考えておく
転職活動中には、転職後どのようなキャリアパスを進むかも考えておきましょう。3年後、5年後の自分を具体的にイメージし、それを実現できる転職先を選択することが重要です。
30代の公認会計士の転職先の選び方は「ニーズ」によって異なる

30代の公認会計士が転職先をどう選ぶかは、以下のようなニーズによって異なります。
それぞれのポイントを解説します。
年収の上がりやすい転職先
年収の上がりやすさを重視するなら、現状からポジションを上げる転職や、長期的な目線で収入アップを目指せる会社や事務所ヘの転職が有効な方法です。
例えばFAS・アドバイザリーやコンサルティングファーム、PEファンド・VCは未経験でも、年収を上げやすいといわれています。
転職でのキャリアアップに応じて、さらなる高年収も期待できます。
キャリアが広がる転職先
会計士としての仕事だけでなく、周辺の業務に携わりキャリアを広げたいなら、幅広い業務を請け負っている企業や事務所を選ぶようにしましょう。
例えば、FASやコンサルティングファーム、スタートアップのCFO・CAOなどは、さまざまな業務に関わるため、多くのスキルや知識が身につきます。
結果として、将来のキャリアも広がりやすくなります。
ワークライフバランスを重視した転職先
ワークライフバランスを重視して転職先を選ぶこともできます。「残業なし」「フレックスタイム制を採用している」など具体的な条件を挙げ、それに合致する企業を探すのもよいでしょう。
企業規模にもよりますが、会計事務所のスタッフや事業会社の経理なら、繁忙期はあるもののワークライフバランスを保った働き方が実現しやすいといわれています。
裁量や自己成長を感じられる転職先
公認会計士としての知識を活かし、裁量や自己成長を求めて転職するなら、「幅広い業務に携われるか」「企業の中枢に関われるか」などを基準に転職先を選ぶのがポイントです。
例えば、経営企画、コンサルティングファーム、監査法人アドバイザリー、FAS、スタートアップCFO・CAOなどが選択肢になります。
いずれも会計士の枠を超えて、企業の舵取りに関わる仕事のため、裁量が大きく自身の成長を感じることができるでしょう。
独立・起業に適した転職先
将来的な独立・起業を考えているなら、将来的にどのような仕事を請け負うのかを具体的にイメージしておきましょう。それによって選ぶべき転職先が変わります。
例えば、独立後に税務業務を請け負いたいなら、会計事務所や税理士事務所で幅広い経験を積むのがおすすめです。
コンサルティングやアドバイザー業務を請け負う予定なら、FASヘの転職が有効でしょう。
30代の公認会計士が転職を成功させるポイント

30代の公認会計士が転職を成功させるためには、以下の点を押さえることが重要です。
転職の目的を明確にする
30代の公認会計士は転職需要が高いため、求人の選択肢も豊富です。しかし目先の条件にとらわれた安易な転職は、キャリアの一貫性を損ない、理想の転職を妨げる原因になりかねません。
まずはご自身の理想のキャリアを長期的に描き、そのキャリアを実現するのにふさわしい転職先はどこなのかを検討する必要があります。
そのうえで「専門性をさらに高めて、より高度な業務に挑戦したい」「無理はせずにコツコツとキャリアアップしたいから、ワークライフバランスも重視したい」など、今回の転職の目的をさらに明確にし、“今の自分”にとってベストな転職先を選ぶことが重要です。
希望条件は優先順位をつける
転職によって叶えたい希望条件は「家庭と両立したい」「残業を減らしたい」「収入を上げたい」「希望のキャリアパスを叶えたい」など、いくつも想定できます。
しかし、全てを叶える転職先を見つけるのは、至難の業です。
そのため、希望する条件に順位をつけ、その優先度を考慮して転職先を探すことが大切です。
中長期的なキャリアの戦略を描く
先述した通り、転職を成功させるには、中長期的なキャリア戦略を具体的に描いておくことが重要です。
「10年後の自分はどうなっていたいか」などと、少し先の自分をイメージし、それを実現する戦略から逆算して、今の自分に必要な環境を選ぶとよいでしょう。
キャリア構築に必要なリサーチや情報収集を行う
転職の目的を明確にし、希望条件を定め、中長期的なキャリアを描いたら、それを実現する転職先があるか、情報収集します。
実際の転職者の声をリサーチしたり、業界特化型転職エージェントに相談して、自分の知見を高めるのもおすすめです。
会計ファイナンス人材特化型転職エージェントの「CPASSキャリア」はこちら >>
外部コミュニティに参加し人脈を築く
転職のための情報収集は、自分だけで行うには限界があります。そのため、会計士同士で情報交換できる、外部コミュニティに参加してみるのも有効な方法です。
人脈を築いておけば、そこから縁がつながり、理想の転職を実現できる場合もあります。
そうしたコミュニティを有する企業が開催しているイベントに参加して、情報収集してもよいでしょう。
CPASSで開催中の「会計ファイナンス人材」のための各種イベントはこちら
まとめ
30代の公認会計士は転職市場での需要が高く、転職先の候補も多くあります。
転職活動を始める際は、中長期的なキャリアを想定し、それを実現できる道筋を戦略的に考えることが重要です。
「一人で考えてもよい転職先が見つからない」
「キャリアパスに迷っている」
といった場合は、会計ファイナンス人材特化型転職エージェントの「CPASSキャリア」にご相談ください。ぜひ一緒に、理想のキャリアを実現していきましょう。
記事の監修者
松岡 宏紀
2007年、公認会計士試験に合格。EY新日本有限責任監査法人にて、監査・アドバイザリー業務に加え、社内外での研修講師や研修プログラムの作成・管理などに従事。現在、CPAエクセレントパートナーズ株式会社において、コンテンツの作成、監修を担当。