
「USCPAは監査法人で働けるって本当?日本の公認会計士でなくても国内の監査法人で活躍できるの?」
「USCPAに興味があるけれど将来どんなキャリアを描けるんだろう……監査法人で働くことは難しいのかな…..」
国内でも注目度が高まりつつあるUSCPA。
資格が取得できたら憧れの監査法人で働いてみたいものの「本当に監査法人で働けるのか」「USCPAが監査法人で働くメリットはあるのか」気になりますよね。
結論から言うと、USCPAを活かして大手監査法人で働くことは可能です。
大手監査法人では、USCPAの持つ英語力と国際的な会計知識が重宝される傾向があるからです。
実際に多くのUSCPA資格保有者が大手監査法人で、監査業務やアドバイザリー業務などに携わっています。
しかし、USCPAの全科目に合格すれば、誰でも大手監査法人に就職・転職できるわけではありません。
なぜなら、大手監査法人への就職・転職は難易度が高く、1人では就職・転職先の選定や面接対策を行うことが難しいからです。
そこでUSCPAを目指している早い段階から転職エージェントと二人三脚で進め、戦略的に大手監査法人への就職・転職を目指すことが欠かせません。
つまり「まだUSCPAに合格していないから……」とキャリア設計を後回しにするのではなく少しでも早く「監査法人が自分に合っているのか」「監査法人が自分に合っている場合はどのように就職・転職を目指すのか」を判断することが大切です。
この記事では、USCPAを活かして監査法人で活躍するメリットやデメリット、監査法人での具体的な仕事内容などUSCPAを活かして監査法人で働くべきか判断するための情報をまとめてご紹介します。
後半では、監査法人が自分に合っている場合の就職・転職活動の進め方にも触れています。
この記事を最後まで読めばUSCPAを活かして監査法人で働くべきか判断でき、いち早く就職・転職活動に取り組めるようになります。
「USCPAを取得したのに思った就職・転職ができなかった」と後悔しないように、USCPAは監査法人でどのように活躍できるのか把握しておきましょう。
1.USCPAを活かして大手監査法人で働くことは可能

冒頭でも触れたように、USCPAを活かして大手監査法人で働くことはできます。
とくに、ビジネスのグローバル化によりクロスボーダー案件(国境を超えた案件)を扱っている大手監査法人では、USCPAの持つ英語力と国際的な会計知識が重宝される傾向があります。
外資系企業やグローバル企業との取引が多く、海外に多数の拠点を持つ大手監査法人では、USCPAが活躍できる仕事を抱えているため、USCPAが多数在籍している、USCPAを積極的に採用しているケースも少なくありません。
中でも、Big4(有限責任あずさ監査法人、EY新日本有限責任監査法人、有限責任監査法人トーマツ、PwC Japan有限責任監査法人)は日系大手グローバル企業や外資系企業、外資系金融など国際的な企業をクライアントに持つので、USCPAが持つ英語力や国際的な会計知識が重宝される傾向があります。
日本の公認会計士は監査業務(日系を中心とした企業の決算書や財務諸表が正しいか第三者が確認する業務)を中心に行いますが、USCPAは主に下記の3つの仕事を中心に活躍できます。
USCPAの主な仕事内容 | 概要 |
国際的な会計知識を活かした監査業務 | 外資系企業やグローバル企業の決算書や財務諸表のチェックや海外からの内部監査のサポートなどをする |
リファードワーク | 海外に親会社があり日本に子会社がある場合に親会社向けに監査報告書を作成する |
アドバイザリー業務 | クロスボーダーM&Aの支援や国際会計基準(IFRS)導入の支援、移転価格の調査など外資系企業の課題解決を支援する |
大手監査法人に就職・転職する難易度は、入所時点での年齢やスキルにより大きく異なります。
20代ならUSCPAの価値を強みとして未経験でも十分就職・転職にチャレンジできますが、30代になると実務経験やスキルが重視される傾向があります。
30代であっても前職で関連性のある職種に携わっていた、もしくは簿記や税理士など他の資格も保有している場合は、大手監査法人に入所できる可能性があるでしょう。
【監査法人に就職したUSCPA取得者の声】
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2.USCPAを活かして監査法人で働くときの主な仕事内容
USCPAを活かして監査法人で働くときは、主に上記の3つの仕事を担当します。
監査法人での配属先やUSCPAが携わる業務範囲により具体的な仕事内容は変わりますが、どのような仕事ができるのかイメージするためにも参考にしてみてください。
2-1.国際的な会計知識を活かした監査業務
USCPAは、外資系企業やグローバル企業の監査業務(決算書や財務諸表が正しいかチェックする業務)に携わることが多いです。
USCPAを活かした監査業務の例 |
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・海外子会社の監査法人から届く英文の指示書に従い日本の親会社への報告書を作成する ・外資系企業やグローバル企業の決算書や財務諸表が正しく作成されているか検証する ・外資系企業やグローバル企業の海外からの内部監査をサポートする |
外資系企業は日本と海外の双方で理解するために帳簿や関連帳票を英文で記載するケースがあり、英語と国際的な会計知識がないと理解が難しいです。
日本の基準とは異なる部分があるため、日本の会計基準の知識だけでは「財務諸表が正しいのか」「会計処理を誤っていないのか」など適切な判断ができません。
また、海外拠点の内部監査支援などでは、担当者と英語でコミュニケーションを取り進める必要があります。
つまり、外資系企業やグローバル企業の監査業務をするには、
・英語の知識
・海外の監査基準、会計基準の理解
が必要なのです。
そこで、USCPAは英語力と国際的な会計知識を活かして外資系企業やグローバル企業の監査業務に携わり、適切な財務処理ができているのか確認をする業務を担います。
日本企業を対象とした監査チームのサポートをすることもある |
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UUSCPAは日本の公認会計士としての独占業務を行うことはできませんが、監査補助者として日本企業の監査チームをサポートするケースがあります。 日本企業でも国際会計基準(IFRS)を採用している場合はUSCPAの知識が役立つため、チームの一員として監査業務のサポートを行います。 |
2-2.リファードワーク
USCPAは、国内と国外の企業が連携をして監査を行うリファードワークにも携わります。
リファードワークとは、海外に本社を持つ企業の子会社が日本にある場合に、海外の監査法人からの指示に基づき監査業務を行う仕事です。
例えば、アメリカに親会社があり日本に子会社がある場合、日本の会社法における監査(実施の有無は会社の規模による)と米国会計基準ベースの決算書の監査を実施することがあります。
アメリカの親会社から指示を受けて監査のための報告書を作成するときには、英語力と米国会計基準・米国監査基準の理解が求められるため、下記のようなUSCPAのスキルが発揮できます。
リファードワークで発揮できるスキル |
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・日本企業と海外企業の双方との円滑なコミュニケーション ・海外の会計基準・監査基準の理解 ・海外の会計基準・監査基準と日本の基準の差異の理解 |
このように、リファードワークは英語力と海外の会計基準・監査基準のすべてが必要な領域なので、USCPAの需要が高まっています。
2-3.アドバイザリー業務
大手監査法人では、アドバイザリー部門を設けていることが多いです。
アドバイザリー部門では、企業のリスク管理や内部統制を中心とした支援を実施します。
アドバイザリー業務の一例 |
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・戦略リスクや経営リスクに関するアドバイス ・企業価値の評価 ・事業再編など |
USCPAは米国会計基準など海外の会計に関する知識があるため、海外進出や国内外の企業合併、買収に悩む企業の支援に携わることができます。
USCPAを活かしたアドバイザリー業務例 |
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・クロスボーダーM&A(企業の合併・買収)の支援 ・株式上場の支援 ・国際会計基準(IFRS)導入の支援 ・移転価格の調査やアドバイス ・内部統制の支援など |
アドバイザリー業務では会計士としての視点で会社の資産と負債の分配や財務状況の可視化、今後の成長率などを分析していきます。
分析結果を企業に提示し、今後の戦略立案やクロスボーダーM&Aに関する経営者の判断を支援します。
3.USCPAを活かして監査法人で働く4つのメリット

USCPAを活かして監査法人で働くときの仕事内容が分かったところで、監査法人で働くとどのようなメリットがあるのかご紹介します。
USCPAを活かして監査法人で働くと会計に関する知識が深められるなどのメリットがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
USCPAを活かして監査法人で働く4つのメリット |
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(1)会計に関する知識を深められる (2)英語力や米国の会計知識などをしっかりと活用できる (3)経験を積めば給与アップや昇格につながる (4)転職時のキャリアアップにつながることが期待できる |
3-1.会計に関する知識を深められる
1つ目は、会計に関する知識を深められるところです。
監査法人では監査や会計の実務に携わるため、会計の知識を深められます。
実際に、下記のような点で会計の知識が深まったと感じるUSCPA取得者の声があります。
会計に関する知識を深められるシーン |
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・米国会計基準と日本の基準の違いが理解できる ・専門能力の高い上司や部下に囲まれて仕事をするためいい部分を吸収できる ・様々な業種の監査に携わり経験を積める ・監査や会計業務に必要なコミュニケーションが理解できる |
とくに、米国会計基準と日本の基準の違いが理解できるようになるため、知識の幅が広がります。
USCPAの試験勉強では国際的な会計知識を中心に学びますが、大手監査法人で働くことで日本の基準との違いが身につくでしょう。
先輩の仕事ぶりを見ながら「このケースではどのような対応をすればいいのか」「どのようにスケジュールを立てればいいのか」など実務を遂行するうえで必要な知識を深められるでしょう。
会計の知識は資本主義経済の基礎となるため、監査法人で知識を深めておくと今後のキャリア設計にも役立ちます。
3-2.英語力や米国の会計知識などをしっかりと活用できる
2つ目は、英語力や米国の会計知識をしっかりと活用できるところです。
USCPAは米国の公認会計士資格なので、就職・転職先によっては資格を活かして活躍できないケースがあります。
例えば、日系企業のみを対象とした会計業務では、日本の公認会計士のほうが知識を活かして活躍しやすいです。
英語力や海外の会計知識をそこまで必要としないシーンでは、せっかくUSCPAの資格を取得しても有効活用できない可能性があるでしょう。
「3.USCPAを活かして監査法人で働くときの主な仕事内容」で触れたように、大手監査法人なら英語力や米国の会計知識が必要な業務が多々あります。
大手監査法人では外資系企業の監査業務や海外事務所と連携した子会社の監査業務などを行っているケースが多いです。
そのため、下記のように各業務でUSCPAの意識を活用できます。
監査法人での業務 | 使える知識 | USCPAの知識を活かすシーン例 |
監査業務 | 英語力 海外の会計基準・監査基準の理解 | ・監査業務で海外の会計基準・監査基準の理解が必要 ・内部監査支援で英語でのコミュニケーションが必要 |
リファードワーク | ・海外監査からの指示や親会社のレポーティングが英文なので英語力が必要 ・親会社の基準に基づき日本子会社の決算を行う必要があるため海外の会計基準・監査基準の理解 | |
アドバイザリー業務 | ・外資系企業の経営状況を分析するために海外の会計基準の理解が必要 ・M&Aや内部統制の状況によっては英語でのコミュニケーションが必要 |
このように監査法人ならUSCPAの取得に際して学んだ知識を利用することができるため、資格を活かした活躍できます。
3-3.経験を積めば給与アップや昇格につながる
3つ目は、監査法人の中で経験を積めば給与アップや昇格につながることです。
監査法人で活躍するUSCPAの中にはマネージャーやシニアマネージャーに昇格した方がいるので、コツコツ経験と実績を積めば下記のようなキャリアアップができるでしょう。
マネージャー以上に昇格できれば、年収1,000万円以上も夢ではありません。
監査法人の階層 | Big4監査法人の年収 | 準大手監査法人 |
スタッフ | 600万円 | 600万円 |
シニアスタッフ | 850万円 | 800万円 |
マネージャー | 1,100万円 | 1,250万円 |
シニアマネージャー | 1,300万円 | – |
社員(役員クラス) | 1,700万円 | 1,800万円 |
参考:経理・財務・会計人材のためのキャリア名鑑「準大手・中小監査法人」
ただし、監査法人は日本の公認会計士が活躍している環境なので、努力をしないとステップアップが難しいケースもあります。
日本における税制改正や最新の会計処理に関する知識を深めるなど、自身のスキルを高める努力を継続する必要はあるでしょう。
USCPA全科目合格後に大手監査法人に入所してマネージャーまで昇格した事例は「5.USCPAを活かして監査法人で働く事例」で触れているので参考にしてみてください。
海外に事務所を持つ大手監査法人なら海外赴任も目指せる |
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USCPA取得者の中には「将来は資格を活かして海外で活躍したい」と考えている方が多いでしょう。 しかし、就労ビザの取得のハードルが高く、なかなか海外勤務に踏み出せないケースがあります。 そこで、海外に事務所を持つ大手監査法人に勤務すれば、海外事務所への赴任として海外勤務を目指せます。 もちろん、監査法人内での審査を通過する必要はありますが、目指せるキャリアが広がると言えるでしょう。 |
3-4.転職時のキャリアアップにつながることが期待できる
4つ目は、監査法人からの転職時のキャリアアップにつながる可能性があることです。
USCPAを採用する企業にとっては「USCPA×監査法人」のスキルは非常に魅力的です。
USCPA資格は英語力や海外の会計基準・監査基準を理解している証明になりますし、監査法人での勤務は会計や監査の実務経験がある証になります。
とくに下記のような業界では、活躍が期待できる人材として転職活動がしやすくなる可能性があります。
・外資系企業の経理
・海外拠点での会計業務
・外資系企業を対象としたコンサルタントファーム
まずはUSCPAの実務経験を積み、その後理想のキャリアを歩みたい場合にも、監査法人で働くメリットはあるでしょう。
4.USCPAを活かして監査法人で働くデメリット

USCPAを活かして監査法人で働くメリットが理解できたところで、監査法人で働くデメリットが気になるところです。
USCPA取得者が監査法人で働くデメリットとしては、下記のような点が考えられます。
USCPAを活かして監査法人で働くデメリット |
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・日本では公認会計士に認められている独占業務に従事できない(補助は可能) ・USCPAで満足しないで学び続ける姿勢が必要 |
USCPAが監査法人で働くデメリットは、日本の公認会計士に認められている独占業務には従事できないことです。
USCPAは日本企業の監査業務の補助はできるものの、最終的に監査の責任を負う業務執行業務には携わることができません。
そのため、監査法人内で携われる業務範囲が限定されてしまうところがデメリットです。
また、USCPAが監査法人で活躍するにはUSCPAの知識にとどまらず、日本の会計基準との違いや簿記知識、業務を遂行するためのコミュニケーションスキルなど、業務に関わる他の知識を習得し続ける心構えも欠かせません。
USCPAのみの知識に頼り活躍しようとしても、次のステップにつなげることは難しいでしょう。
5.USCPAを活かして監査法人で働く事例
USCPAを活かして監査法人で働くメリットやデメリットが把握でき「実際にどのような働き方ができるのか」気になるところでしょう。
ここでは、USCPAの取得が人生のターニングポイントとなり、監査法人でマネージャーまで経験した秦朋子さんの事例をご紹介します。
【秦朋子さんの事例】
・USCPAを取得したきっかけ
・大手監査法人ではマネージャーまで経験
・海外出張をきっかけにUnivisAmericaグループにジョイン
▼秦朋子さんの事例は下記でも詳しくご紹介しています。
株式会社Univis America 秦朋子さん
5-1.USCPAを取得したきっかけ
秦朋子さんは結婚後関西から東京に引っ越ししたことをきっかけに、あずさ監査法人で派遣社員として働き始めました。
派遣社員時代は備品の発注やアサイン表の管理など、主に事務作業を担当していたそうです。
あずさ監査法人で活躍している女性会計士を見て「資格があるのは強い」と感じ、USCPAの勉強を開始。
USCPA全科目合格後に事業会社で経理か監査法人に職種転換で入所するかで迷っていたところ、資格があるからこそ経験できる監査業務の経験を積みたいと思いあずさ監査法人に会計士として入所しました。
5-2.大手監査法人ではマネージャーまで経験
あずさ監査法人入所後は金融事業部に所属しメガバンクやその子会社、外資系金融会社の監査業務に従事。
会計知識と監査の視点、経営者目線の考え方を学びながら、日々努力を重ねていたそうです。
あずさ監査法人では約10年勤務し、マネージャーまで経験。
マネージャーへの昇進時は自分にできるのか不安があったそうですが、当時の上司からの「誰も自信があるわけではない、立場が人を作る」といった後押しがあり挑戦できたそうです。
5-3.海外出張をきっかけにUnivisAmericaグループにジョイン
ある日、秦朋子さんはニューヨーク出張のチャンスに恵まれたため、元先輩で「Univis America」の代表を務める吉野さんとコンタクトを取り再会。
話を聞く中でニューヨークには仕事はあるものの人手が足りないため「ニューヨークに来ない?」と冗談交じりに言われました。
楽しそうとは思いつつ現実的には厳しいだろうと感じ、その場では受け流して帰国。
しかし、帰国後に再度連絡があり「日本法人を立ち上げ、代表として一緒に働かないか?」と打診されたとのこと。
最初は戸惑いがあったものの吉野さんと働いていた時代が最も多忙だったけれど最も楽しく充実していたことを思い出し、また一緒に働けるチャンスがあることに心が弾んだと言います。
USCPAだからこそできる仕事があると真剣に選択肢として考え始め、2023年7月にあずさ監査法人を退職し、Univis Americaグループにジョイン。
現在は、日系企業がアメリカ進出する際の会計税務のサポート業務全般を行っています。
監査法人のキャリアを事務職の派遣社員としてスタートし、USCPA取得を機に会計士として入所。
USCPAとしてマネージャーになるまで監査法人でキャリアを積んだ好事例だと言えるでしょう。
6.USCPAを活かして監査法人で働くなら転職エージェントを利用したほうがいい

ここまで読み「USCPAを活かして監査法人で働いてみたい」「まずは監査法人で実務経験を積みたい」と感じた方は多いでしょう。
USCPAを活かして監査法人に就職・転職するには、転職エージェントを利用して戦略的に進めることをおすすめします。
実は監査法人の就職・転職は難易度が高く、個人的な就職・転職活動ではなかなか採用に結びつきません。
「時間をかけて就職活動をしたのに監査法人に就職できなかった」
「監査法人の求人情報に出会えずUSCPAを活かした仕事ができなかった」
などの後悔につながることも考えられるでしょう。
ここではUSCPAを活かして監査法人で働くなら、転職エージェントを利用したほうがいい理由を具体的にご紹介します。
USCPAを活かして監査法人で働くなら転職エージェントを利用したほうがいい理由 |
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(1)監査法人への就職・転職は難易度が高い (2)非公開求人を紹介してもらえる (3)アピールポイントを逃すことなく伝えられる |
6-1.監査法人への就職・転職は難易度が高い
USCPAの監査法人への就職・転職の難易度は高いです。
中小監査法人はクロスボーダー案件を扱っているケースが非常に少なくUSCPAの需要が限定されているため、求人情報がなかなか出てきません。
大手監査法人では採用意欲が高まってきているものの、スキルや適性を見極める大手監査法人ならではの難易度の高さがあります。
このような背景がある中で監査法人への就職・転職ノウハウがなく闇雲に合格を目指しても、なかなか上手くいきません。
だからこそ、監査法人への就職・転職を熟知している転職エージェントと二人三脚で進めることが重要です。
転職エージェントと監査法人への就職・転職を進めると監査法人の特徴理解や面接対策、資料作成など監査法人に採用してもらうための全面的なサポートが受けられます。
とくに、面接対策や監査法人の特徴などは、業界を熟知していないと分からない部分です。
「どのような特徴のある監査法人なのか」「どのような業務に携われるのか」「どのような採用傾向があるのか」など詳しい情報をもとに、戦略的な就職・転職ができます。
現在USCPAを取得中の場合は3科目合格時にエージェント登録がおすすめ |
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現在USCPAを取得中の場合は、3科目合格時にエージェント登録がおすすめです。このタイミング登録すれば、下記のようなスケジュールで効率よく進められます。 USCPAの取得とともに監査法人での勤務を開始することを目指せるため、現在USCPAを取得中の場合は転職エージェント利用開始のタイミングを意識してみてください。 |
6-2.非公開求人がある
会計業界は特有のネットワークがあり、転職エージェントしか保有していない非公開求人があります。
そのため、個人でどれだけ監査法人の求人を探しても「思ったような求人に出会えない」「求人が少なくて条件に合うものがない」といった状況に陥るのです。
転職エージェントに登録すれば現状のスキルや勤務条件、希望年収などの条件に応じた監査法人の求人を紹介してもらえます。
自分で監査法人の求人を探す手間を省きつつ、効率よく気になる求人を見つけられるようになります。
6-3.アピールポイントを逃すことなく伝えられる
USCPAを活かして監査法人に就職・転職する場合、自分のどのような点がアピールポイントになるのか悩む方は多いのではないでしょうか。
英語力や国際的な会計知識はもちろんしっかりと伝えるべきですが、実はIT・システムの知識や実務経験監査法人でかなり評価されます。
「監査とは関係ない業界だから」とアピールポイントから外してしまうと、自身のスキルを活かした就職・転職活動ができなくなるでしょう。
転職エージェントはUSCPAのスキルセットと監査法人が求める人材像を把握しているため、監査法人にアピールできるポイントを見落とすことがありません。
自身のスキルや実績と監査法人が求める人材像のどの部分が一致しているのか、判断することは難しいです。
転職エージェントを活用することであなたが持つアピールポイントを逃すことなく、伝えられるようになります。
7.監査法人への就職・転職なら「CPASSキャリア」にお任せください
監査法人への就職・転職は、転職エージェントを利用したほうがいいことが理解できたかと思います。
ここで悩むのが「どのような転職エージェントを利用するべきか」という点ではないでしょうか。
監査法人への就職・転職を目指す転職エージェントなら「CPASSキャリア」にお任せください。
「CPASSキャリア」は会計ファイナンス人材に特化した転職エージェントです。
「CPASSキャリア」には20年以上にわたり3,000名以上の転職支援実績を持つキャリアアドバイザーが在籍しており、会計業界の転職活動をサポートしてきました。
総合人材紹介エージェントとは違い、会計業界に特化した知識と経験をもとに、質の高いアドバイスや専門性の高いサポートができるところが大きな特徴です。
項目 | CPASSキャリア | 総合人材紹介エージェント |
業界知識 | 会計業界に特化した専門性の高いサポート | 幅広い業界を網羅している |
紹介求人 | オリジナル求人を多数用意 | 幅広い業界の求人を用意 |
キャリアアドバイザー | 会計業界に特化したキャリアアドバイザーが在籍 | 幅広い業界のキャリアアドバイザーが在籍 |
転職アドバイス | 会計業界の専門家目線でのアドバイスが可能 | 一般的な転職ノウハウに基づいたアドバイスを提供 |
アフターフォロー | 生涯に渡るサポート | 3ヶ月〜半年程度のサポート |
ここでは私たち「CPASSキャリア」の強みを簡単に解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
「CPASSキャリア」ならではの強み |
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(1)求職者第一主義!監査法人への就職・転職を徹底サポート (2)会計士7,000人とのネットワーク!非公開求人も多数 (3)生涯を通じたキャリア設計であなたの生涯をサポート |
7-1.求職者第一主義!監査法人への就職・転職を徹底サポート
私たち「CPASSキャリア」は「本当の求職者第一主義」を貫く転職エージェントを目指すことをお約束しています。
「マッチ度の低い無理な提案はしない」「求職者のペースを大切にする」をモットーに「一緒に就職・転職活動ができて良かった」と思っていただけるようなサポートを目指しています。
求職者をサポートするのは、会計業界に精通しているキャリアアドバイザーです。
「監査法人ではどのような業務ができるの?」「監査法人に転職したいけれど不安がある」など就職・転職に関する疑問や不安を解消しながら、徹底的にサポートを行います。
また、会計業界で働いているOBやOGとのカジュアル面談も可能です(※ただしすべての企業ではございません)。
監査法人のやりがいやリアルな業務内容を把握したうえで、転職活動を進めることもできます。できます。
7-2.会計士7,000人とのネットワーク!非公開求人も多数
「CPASSキャリア」は公認会計士の資格スクール「CPA会計学院」と共に、会計ファイナンス人材のキャリア構築のサポートをするために誕生しました。
CPA会計学院のOBやOGを含む約7,000人の会計士と強固なネットワークがあり、オリジナルの求人を数多くご紹介できます。
CPA会計学院では会計士を多く輩出している実績があり監査法人や業界関係者からの信頼が厚く、優良な求人情報を提供いただける基盤があります。
「6-2.非公開求人がある」でも触れたように、監査法人は非公開求人が多いです。
「CPASSキャリア」では質の高いキャリアチャンスを提供できるように、独自のネットワークを活かしながら納得感のある転職活動が実現できます。
7-3.生涯を通じたキャリア設計であなたの生涯をサポート
私たち「CPASSキャリア」は、会計ファイナンス人材の生涯支援のできる転職エージェントでありたいと思っています。
監査法人への就職・転職だけでなく5年後、10年後、次の転職も見据えたうえで、必要なサポートを用意しています。

監査法人への就労後の定期的なサポートだけでなく、キャリアアップ機会の提供や人材交流機会の創出など、キャリアの可能性を最大限に引き出せるようサポートできればと思います。
「CPASSキャリア」は会計ファイナンス人材に特化した転職エージェントとして、監査法人への就職・転職を全力でサポートいたします。
会員登録は2分で完了しますので「監査法人の求人が知りたい」「監査法人に転職できそうか知りたい」など、USCPAを活かした監査法人への就職・転職のお悩みをぜひお聞かせください。
8.まとめ
今回は、USCPAを活かして監査法人で働くときの仕事内容やメリット、就職・転職時のポイントをご紹介しました。
最後にこの記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
〇USCPAを活かした監査法人での主な仕事内容は下記のとおり
1)国際的な会計知識を活かした監査業務
2)リファードワーク
3)アドバイザリー業務
〇USCPAを活かして監査法人で働くメリットは下記のとおり
1)会計に関する知識を深められる
2)英語力や米国の会計基準に関する知識などをしっかりと活用できる
3)経験を積めば給与アップや昇格につながる
4)転職時のキャリアアップにつながることが期待できる
〇USCPAを活かして監査法人で働くデメリットは下記のとおり
1)日本では公認会計士に認められている独占業務に従事できない(補助は可能)
2)USCPAで満足しないで学び続ける姿勢が必要
〇USCPAを活かして監査法人で働くなら転職エージェントを利用したほうがいい理由は次の3つ
1)監査法人への就職・転職は難易度が高い
2)非公開求人を紹介してもらえる
3)アピールポイントを逃すことなく伝えられる
USCPAがあれば、大手監査法人で監査業務やアドバイザリー業務に携わることができます。
そのためには、あなたのスキルや目標に応じてUSCPAを活かせる監査法人に就職・転職できるよう適切な転職エージェントと活動することが欠かせません。
私たち「CPASSキャリア」は会計業界に特化した転職エージェントとして、「本当の求職者第一主義」を貫きながら就職・転職活動をサポートします。
監査法人への就職・転職にお悩みの場合は、ぜひ無料の会員登録から始めてみてください。