これまで、公認会計士、税理士、弁護士といった士業の方々を中心に、多くの管理系人材のキャリア支援に従事してきました。中でも、ご支援させていただいた「会計ファイナンス人材」は1,000名を超えます。
公認会計士の可能性が無限であることも勿論なのですが、資格取得に向け勉強をされてきたポテンシャル人材や、実務経験を重ねられた「会計ファイナンス人材」が活躍できるフィールドも非常に多く、事実、以前からお付き合いのある法人様やCPASSと繋がりのある多くの関係者様より毎日のように上記「会計ファイナンス人材」を採用したいとのご依頼があります。
一方で、ご自身のご志向や目指したいキャリア次第では、その時、本当に優先すべきモノが転職ではないことも少なくありません。それに気付くきっかけとなる、多くの人と繋がる場、学べる場、キャリアの世界観が広がる機会を提供できるよう、転職支援以外でも、様々なイベントやコンテンツで人生の可能性を広げるサポートをしていきます。
CPASSキャリアのマネージャーである加藤慧は、そのキャリア支援の信条として、近江商人の「三方よし」に自身の満足度を加えた、独自の「四方よし」を掲げています。新卒でこの道に入り、現在は12名のチームを率いる彼が実践する支援の在り方と、会計ファイナンス人材の長期的なキャリア支援の重要性について語ります。
いや、楽しさを実感し始めたのは2年目からです。1年目は、まさに新規顧客開拓のためのテレアポに明け暮れる日々でした。社会人1年目でもあり、何が正解かも分かりませんから、「これが仕事というものか」と受け止め、淡々と実行していました。
仕事の進め方を覚え、自分なりに価値を発揮できるようになった2年目から、この仕事の持つ深い魅力に気づき始めましたね。それは、キャリア支援の仕事が「三方よし」を実現できる点です。いや、厳密に言えば「四方よし」だと私は考えています。
まず、求職者様。キャリアの成功を望む方へ理想の道筋を提示し、マッチングが成功すれば「人生が変わりました」と、これ以上ない感謝の言葉をいただけます。 次に、クライアント企業様。課題解決のために最適な人材をご紹介することで、「これで我が社も成長できる」と感謝していただけます。 そして、CPASSキャリア。会社の成長に貢献することで、その対価として私たちは報酬を得ています。 最後に、私自身。これら全ての方々からの感謝と信頼を受け取ることで、私自身の幸福度、満足度も高まる。
関わる全ての人々の幸福度が向上していく。これほどクリーンで、多方面から感謝される仕事は、世の中にそう多くはないのではないでしょうか。
Q. 「四方よし」の哲学は、どのように実践されているのですか?ベースとして、私自身の精神衛生上、関わる全員が気持ち良い状態(Win-Win)であることが最も重要だという考えがあります。
例えば10人の会食で、1人か2人でもつまらなそうにしていたり、愛のない「いじり」で不快な思いをしていたりする。そういう空気が私は昔から本当に苦手です。どうせなら、誰かを犠牲にするのではなく、全員が心から満足できる形を追求したい。
自分の人生を豊かにするためにお金を稼ぐ上で、誰かの犠牲の上に成り立つ利益は、どうにも後味が悪い。人を欺いて手に入れたお金で食べるご飯なんて、美味しいはずがありません。どうせならお客様に感謝され、雇用主である会社にもバリューを発揮した上で、正当な対価を得る方が、何倍も気持ちが良い。この考えが根底にあるからこそ、「四方よし」が成立するのだと思います。
さらに付け加えるなら、この「四方よし」のサイクルは、私自身の幸福が起点になっていると考えています。「人の幸せのためなら自分は犠牲になってもいい」という姿勢は、一見尊いですが、どこかで無理が生じます。まずキャリアアドバイザー一人ひとりの幸せを第一に考える。その高い満足度があるからこそ、登録してくださる方々の幸せを誠心誠意考えられる。この好循環を回し続けることが、私たちのポリシーです。
Q. 加藤さんのカウンセリングポリシーを教えてください。二つあります。 一つは、「最終的な意思決定は、必ずご本人にしていただく」ということです。例えば内定が三つ出て迷われている際、私は各社の長所・短所を全て開示した上で、「私ならばA社を選びます。なぜなら……」というプロとしての意見まで明確にお伝えします。しかし、最後のボタンを押すのは、ご本人でなければならない。
これには賛否両論あり、「リスクから逃げている」「エージェントが背中を押してこそプロだ」という見方もあります。 しかし私は、ご本人の入社後の活躍と、クライアント企業様への責任を考えた時、ご自身で「決断」したという事実こそが、入社後に困難があった際の「踏ん張り」になると確信しています。エージェントに言われるがまま入社したのでは、「違った」と思った瞬間に心が折れてしまいますから。
Q. もう一つのポリシーは何でしょうか?「その人だけでは思いつかなかった選択肢を、一つでも提供すること」です。 現代は、AIを含め転職情報は世に溢れています。その中で、あえて私たちプロが介在する価値は何か。それは、面談を終えたときに「そんなキャリアパスがあったんですね」という新たな気づきを提供することです。
特に会計ファイナンス人材は、その職種柄、リスクを最小化する思考が強い方も多い。だからこそ、あえて異なる視点や、一見リスクに見える選択肢の先にある可能性を提示し、ご自身のキャリアの視野を広げるお手伝いをする。それが私たちの介在価値だと考えています。
Q. これまでのご支援で、ターニングポイントになった経験はありますか?入社1年目で決めた、初めての成約は今でも忘れられません。ある国民的歌姫の大ファンだという方に、その歌姫が所属する総合エンタテインメント企業に入ってもらった案件です。
当時、私はテレアポでその企業を新規開拓したばかりでした。一方、その候補者様は上場企業での連結決算経験者でしたが、まさか音楽業界に興味があるとは知らず、純粋にスキルだけで「この企業なら連結会計ができますよ」とご提案したのです。 すると、「実は気になっていた企業です。音楽業界に関わりながら経理ができるのは私の理想です!」と。そのまま他の選考を全て辞退し、入社が決まりました。「自分が開拓したからこそ生まれたご縁だ」と、この仕事の価値を強烈に実感した原体験です。
Q. 一般的な転職エージェントと比べてCPASSキャリアの強みはどこにあると考えていますか?最大の違いは、利益至上主義ではないことです。上場企業は株主のために四半期ごとの利益と株価に向き合う宿命があります。結果、キャリアアドバイザー個人にも絶対的な予算が課せられる。そうなると、目の前の求職者様の「10年後、20年後のキャリアの成功」とは別の力学……つまり「今期の自分の予算達成」という不純物が、アドバイスに混入する可能性をゼロにはできません。これは、求職者様にとっても不幸なことですし、私が大切にする「四方よし」にも合致しません。
その点、CPASSキャリアは利益至上主義を掲げているわけではありません。目先の数字ではなく、その方の「生涯にわたる満足度」を追求する。その結果として、人づてに私たちの評判が上がり、中長期的な利益に繋がっていくというモデルを目指しています。 「利益のためだけのアドバイスはしない」という純粋性を保てること。それが明確な違いであり、私たちの最大の強みです。
Q. 最後に、会計ファイナンス人材の方々へメッセージをお願いします。会計はあらゆる企業活動の根幹であり、日本社会にとって極めて重要な機能です。だからこそ、会計ファイナンス人材の皆さまは、どこからも重宝され、圧倒的に多くの選択肢を持っています。 しかし、選択肢が多いからこそ、キャリアに悩むのも必然です。
私たちは、目先の転職成功をサポートするのは当然の責務だと考えています。 CPASSキャリアが皆さまにお約束したいのは、その先。「転職した上で、10年後、20年後のキャリアの成功までを、逆算してサポートする」ことです。
私たちは、CFOやCxOとして成功された方々が、どのようなキャリアを辿り、どのような成功と失敗を経験してきたかという膨大なキャリアデータと知見を持っています。 そのデータと、私たち自身の属人的なコンサルティング力を掛け合わせ、皆さんに最適なキャリアルートを提示することが可能です。
まずは情報収集だけでも構いません。あなたのキャリアビジョンを定めるための「壁打ち相手」として、ぜひ私たちをご活用ください。
